アマントレル
Amantrel

アマントレルは、筋肉の硬直、振戦、動作の遅延などのパーキンソン病の症状の治療に使用されます。

主成分にアマンタジン100mgを配合し、脳内のドーパミンを増加させることで運動制御を改善し、筋固縮を軽減します。

また、インフルエンザAウイルスによる感染症の予防と管理にも役立ちます。インフルエンザの症状の重症度と持続期間を軽減する効果もあります。

◼️内容量　1箱（30錠入り）、1シート（15錠入り）

◼️成分　アマンタジン 100mg

◼️使用方法

パーキンソン症候群の場合

通常、成人にはアマンタジン塩酸塩として初期量1日100mgを1～2回に分割して服用し、1週間後に維持量として1日200mgを2回に分割して服用する。

なお、症状、年齢に応じて適宜増減できるが、1日300mgを3回に分割しての服用までとする。

脳梗塞後遺症に伴う意欲・自発性低下の改善の場合

通常、成人にはアマンタジン塩酸塩として1日100～150mgを2～3回に分割して服用する。

なお、症状、年齢に応じて適宜増減します。

A型インフルエンザウイルス感染症の場合

通常、成人にはアマンタジン塩酸塩として1日100mgを1～2回に分割して服用する。

なお、症状、年齢に応じて適宜増減します。

ただし、高齢者及び腎障害のある患者では投与量の上限を1日100mgとしてください。

◼️注意事項

本剤は大部分が未変化体として尿中に排泄されるため、腎機能が低下している患者では、血漿中濃度が高くなり、意識障害、精神症状、痙攣、ミオクロヌス等の副作用が発現することがあるので、腎機能の程度に応じて服用間隔を延長するなど、慎重に服用してください。

A型インフルエンザウイルス感染症の場合、本剤は、医師が特に必要と判断した場合にのみ投与すること。

例えば、A型インフルエンザウイルス感染症に罹患した場合に、症状も重く死亡率が高いと考えられる者（高齢者、免疫不全状態の患者等）及びそのような患者に接する医療従事者等。

本剤を治療に用いる場合は、抗ウイルス薬の投与が全てのA型インフルエンザウイルス感染症の治療に必須ではないことを踏まえ、本剤の使用の必要性を慎重に検討してください。

本剤を予防に用いる場合は、ワクチンによる予防を補完するものであることを考慮し、ワクチンの入手が困難な場合、ワクチン接種が禁忌の場合、ワクチン接種後抗体を獲得するまでの期間のみに用いてください。

本剤はA型以外のインフルエンザウイルス感染症には効果がありません。

服用量、服用間隔は、本剤に対して十分な知識と経験のある医師の指導のもとで定めてください。

ご注文時期により、画像1、画像2、いずれかのパッケージで発送となる場合がございます。