トリキュラー 21
Triquilar 21

トリキュラー 21 (Triquilar 21)は、ドイツのバイエル社が開発した世界的知名度の高い低用量ピルに分類さえれる経口避妊薬です。黄体ホルモンの種類の違いによる分類では、トリキュラーは第2世代の経口避妊薬となります。

エチニルエストラジオールとレボノルゲストレルの2つの有効成分が含まれており、女性ホルモンのバランスを調整して変動を抑え、生理痛の軽減、生理周期の安定、避妊にも効果があるとされています。

トリキュラーは日本で初めて避妊目的で承認された低用量ピルです。1999年9月2日に、日本で初めて避妊目的の「低用量経口避妊薬」としてトリキュラー21錠と28錠が当時の厚生省に承認されました。トリキュラーの承認を皮切りに、その後「マーベロン 」「オーソM」など、他の低用量ピルも次々と承認され、日本でも低用量ピルが一般的な避妊方法の一つとして定着していくことになりました。つまり、トリキュラーは単なる一つの医薬品というだけでなく、日本の女性の性と生殖に関する健康の歴史において、大きな転換点となった象徴的な薬剤であると言えます。

トリキュラー 21の用法

1. 月経が始まった日から1日1回、1錠、赤褐色糖衣錠から飲み始めます。
2. 21日間飲んだら、1週間休薬し、29日目から再び再開します。
3. または、かかりつけのお医者様の指示に従って服用ください。

注意事項

毎日、同じ時間に服用するのが理想とされています。

トリキュラー の成分

1. レボノルゲストレル 0.125mg
2. エチニルエストラジオール 0.03mg