ガラマー 4mg
Galamer 4mg

ガラマー 4mgは、脳内の神経信号の伝達に関与する化学伝達物質(アセチルコリン)の量を増やし、アルツハイマー病などの認知症における記憶障害(もの忘れ)、実行機能障害)問題解決能力の低下)、見当識障害(時間や場所の見当がつかない)などの症状の進行を遅らせる経口薬です。

アセチルコリンのレベルを上昇させるのは、有効成分のガランタミンです。ガラタミンは以下の作用機序で効果を発揮します。

情報伝達の際、神経細胞から放出されたアセチルコリンは受容体に結合し、情報の通り道が開かれます。情報伝達が終わると、アセチルコリンはアセチルコリンエステラーゼ(AChE)という酵素によりコリンと酢酸に分解されます。ガラタミンはこのアセチルコリンエステラーゼの作用を阻害することで、脳内のアセチルコリンの濃度を高め神経伝達を助けます。

さらに、ガラタミンはアセチルコリン受容体に働きかけ、その形をわずかに変えることでアセチルコリンに対する反応を高め、神経伝達をサポートします。 神経細胞のあいだで情報が通りやすくなり、伝達がよりスムーズに行われるようになるイメージです。 アルツハイマー型認知症では、アセチルコリンだけでなく受容体の数も減ってしまうことが知られていますが、この薬によって限られた受容体でも効率よく情報を伝える働きが期待されます。

ガラマー4の成分

ガランタミン 4mg

ガラマーの使用方法

ガランタミンの一般的な使用方法は以下ですが、医師の指示に従って服用するようにしてください。

1. 成人は1日8mg (1回4mgを1日2回)から開始します。
2. 4週間後に1日16mg (1回8mgを1日2回)に増量します。